・FDスロットルボデー変換アダプター
このタコ足は製作期間3ヶ月(作業は週末のみ)を掛けて製作された迷品?だ。
なぜ今回このような集合部分が非常に短い300mmでまとめたかと言うとグランプリ出版のロータリーエンジンに関しての書物を参考にしたからである。通常NAロータリー用のタコ足の定番はデフ下集合だが次期エンジンの事も考えて低回転からトルクの出るタコ足ではなく、あえて高回転よりの特性を持った集合部の短いタコ足製作に踏み切ったのだが完成して装着してみると低回転のトルクの出方もそんなに悪くない。本当の力強さが出てくるのは4000rpmからではあるがそこまで回転が上がっているとノーマルエンジンでも綺麗に7500rpmまで吹けてしまう。ECUさえきちんと出せていれば8000rpmまでパワーが持続しそうな勢いだ。
そしてなんと言ってもこのタコ足の美点は非常にハイトーンな継ぎ目の無い音質に有る。ここで等長が生かされてくるのだが、今はまだターボ用のメインの太いマフラーを装着しているが触媒以降を絞ったマフラーにすれば更に澄んだ音を奏でてくれるだろう。
うちのFCは製造から既に17年も経過している。そこで頻繁に現れるのが電気系のトラブルで有る。特に点火コイルは当たり前だかエンジンが掛かっている時は常に電気が流れているので内部の配線自体の磨耗は非常に進んでいると考えられる。そこでただ新品のFCコイルを付けたとしても現在の車の使用条件を考えればキャパシィティーオーバーになるのはだれでも分かるだろう。そこで流用するのがFDの点火コイルと接続ハーネスである。
元々FCより高回転化されているFDのコイルを使用することでFCにおいても高回転でも失火しにくい条件を作り出す為の準備として流用したのだ。フィーリングは低回転〜高回転までスムースに失火せずに回ってくれる。
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・FD用BACV変換アダプター
FCには色々な状況で最適なアイドリングを行うべくBACVが付いているのだがこの部品も酷使されているので流石に故障が多い箇所の一部であるが(バルブ自体は作動していてもエンジンの負荷に対応できていない事が多い))ここでもFDから流用することにしてみた。
エアコン、ライト点灯、電動ファン使用時など今まででは非常に弱弱しくアイドルアップしていたのだが交換したとたんに素早いアイドルアップが可能となった。走行に直接は関係しないが街乗りメインの使用には信頼性が向上するだろう。
このタコ足は以前のタコ足の考えを踏襲し、E/Gのブリッジポート化により増大した1次排圧を中〜高回転にて利用してFr、Rrお互いの排気脈動による掃気効果を狙いパイプ径を46mm⇒50mmに変更し300mmでまとめたものだ。
完成して装着してみると低回転のトルクも前回のタコ足より向上している。
本当の力強さが出てくるのは3300rpmからでノーマルECUでも綺麗に8000rpmまで吹けてしまう。
そしてなんと言ってもこのタコ足の美点は非常にハイトーンな継ぎ目の無い音質に有る。
今回のタコ足製作に当たり自分の技術を超えた物となる為にショップさんに依頼。
相模原のモッチレーシングさん、わがままを聞いていただき有難うございました。